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理系学生の致命的な弱点は、政治や経済に対する知識・感覚が欠如していること
主張したいことはタイトルの通りですが、これはもしやボクだけですか? ボクは少なくとも、これがものすごくコンプレックスなんですね。
理系というのはとにかく高校2年生あたりから半ば社会と隔離されるがごとく専門科目と対峙させられる。まぁここまでは文系もさして違わないが。んで大学に入ってからその勉強内容はより専門的になり、試験と実験に追われ、あるいは進学して研究に追われ、あっという間に就活という場に立たされる。そこで今度はいきなり社会と対峙しなければならない。
そこで実感するのが自らのあまりの世間知らずっぷり。政治・経済・国際問題・歴史ちんぷんかんぷん。仮にもエンジニアの卵でありながら、国内産業についての知識すら無い。企業間の資本関係など知る由も無い。マネーのことが分からん。いわゆる浮世離れという状態です。せいぜいSEや研究開発がやりたい、という漠然としたビジョンがあるのみで、社会のようすがこれっぽっちも見えてない。
というわけでボクは、理系学生の社会性向上支援のための啓発活動をぜひ大学側に実施してほしいと思うんです。どうか馬鹿馬鹿しい、大学の高校化だ、などと言わず。実際やんなきゃ高校生のままだから。具体的には何だろう…1コマ/期ぐらいでいいから教員が回り持ちでニュース記事を解説したり業界情報の提供をしたり、みたいな必修授業をするというのはどうでしょう。学生も学生でしっかりB1のときから将来を見据えて社会を意識し勉強すべき。院生(修士)は2年遅れを取るのだから2倍勉強せねば。そしてすべての学生が10年後までの具体的なビジョンを持てるようになったら良い。これ以上ボクのような哀れなアダルト・チルドレンを増やしてはいかんよ。
あぁでも綾波かわいいよ綾波。
2009/07/23 (Thu.) Trackback() Comment(0) 大学院・研究生活
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