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プラス型合奏とマイナス型合奏
合奏練習の進め方には、大きく分けてプラス型合奏とマイナス型合奏の2通りがあると思う。マイナスと言ってもネガティブな意味ではない。
●プラス型合奏
曲に対して新たな解釈・表現を付加する。
利点:面白み・新鮮さが増し、創造的。演奏が深くなる。
欠点:決定権を持つ人たちにかかる負担が増す。提案と折衝が必要。
●マイナス型合奏
演奏上の悪いところを指摘・発見、除去する。
利点:演奏のクオリティが高まる。指揮者は楽。
欠点:奏者は退屈かつ大変。何度やっても効果が出ないときのフラストレーションは耐えがたいものがある。
どちらも必要。しかし状況に応じて選択する必要がある。マイナス型合奏ばかりに偏重しないよう(逃げないよう)気を付けなければならない。もちろん本番前はマイナス型合奏に明け暮れることとなるが。
指揮者の本質(腕の見せ所)はプラス型合奏にある。私はこれが苦手だった。苦手だったからこそ必要以上に大切だと思うのかもしれない。
しかし、たとえば高学年が少ないときにプラス型合奏をしても効果を観測するのは難しいかもしれない。そこはリソースに応じて上手く配分する。
偉そうな類型化だなあ。
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2009/07/27 (Mon.) Trackback() Comment(0) マンドリン
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