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苦境に立たされたエルピーダ
エルピーダといえば、1年半ほど前、ボクを筆記試験(SPI)で落とした会社です。これを受けてボクは
「エルピーダはあと5年持たない」
との見解を示しました。もちろん負け犬の遠吠えです。しかしながら、それが現実味を帯びてきた…とまではまだ言わずとも、かなり厳しい局面に立たされているのは事実です。
現在DRAMの世界シェアは1,2位を軒並み韓国の2社(サムスンとハイニックス)に持って行かれている状況で、エルピーダはだいぶ下のほうでマイクロン(米)と3,4位を争っている。5位だったドイツのキマンダは破綻。そこでエルピーダは、残りのシェアを持つ台湾のメーカーを丸ごと束ねて合併し、第2位に躍り出ようという考え。しかし現在の交渉は台湾にイニシアチブを握られ、「ボクらはマイクロンと合併することも出来るんだよ?」とおどしすかしをかけられているという状態です。以上、NHKの「追跡!AtoZ」“日の丸半導体 製造業は生き残れるか”より。
哀れエルピーダ! わしを落とした天罰が下ったのだ!!!
と、呑気にほくそ笑んでおりましたが、それだけ我が国の製造業は苦境に立たされておるというわけです。まさかアジア諸国に半導体製品のシェアを乗っ取られるなんて、10年前には想像できただろうか? 高度なものづくりが、どんどんアジアに流れていく。マジで日本の製造業に未来はあるのか。
というわけで理系の皆さん頑張りましょう。
2009/07/29 (Wed.) Trackback() Comment(0) 未選択
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