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博士論文発表公聴会
に行ってきた。○HKのエンジニアでありながらシステム工学専攻博士後期過程に籍を置く、y さんという方。テーマは「高速スイッチング型MOSFETを使用した短波帯AM送信機に関する研究」。
何と驚くべきことに、短波放送送信機の電力増幅器には未だに真空管が使われているらしい。半導体では高周波信号を高出力かつ線形に増幅するのが難しいんだと。どうしてもひずみが出る。そこで何とか半導体を使って短波帯放送に耐えうる電力増幅器を開発した、という内容。
かなり噛み砕いて説明してくださり、放送機器の現状や増幅器の基本的なところから、ビットパターンに対応させてアンプのON/OFFを切り替えるという既存ではあるが何とも奇抜なアイディアも知ることができた。
さすがプロのエンジニアだけあって話が分かりやすい、理路整然、矛盾や苦しいところがない。質疑応答もA海さんやY田先生からの質問が飛び交い良い感じに白熱、そしてすべての質問に完全に漏れなく的確に答えておられた。見るだけも素晴らしく意義のある発表でした。
ただ、途中で一瞬寝てしまったけれど。やはりボクはカス。
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2009/07/29 (Wed.) Trackback() Comment(0) 大学院・研究生活
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