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i 十嵐さんの奈良より愛を込めて ~旅(仮)~
最近破竹の勢いで曲を量産中のイガさん。今日も元気に作曲だっ! さて今回の新曲は、「旅」(仮題)。まずは聴いてくれ。楽譜もあるから見ながら聴くことをオススメする。その理由は聴けば分かる。ただしこの曲に対するパーマリンクじゃないから気をつけてくれ。
どうです、難解でしょう?リズムが。楽譜を見ながら聴くと楽しい。
冒頭、分散和音と旋律が融合した寂しげなラインから曲は始まります。何となく「諦め」のような感じを受けませんか。あるいは疲れきった思い足取り。お約束のsus4がいいね。半拍遅れて伴奏が入るなど、スリーフィンガー的な(?)奏法も織り込まれている。ギターソロ用ストックを結合して作ったというだけのことはあります。
中盤、3/8になってからはドラマティックなパッセージが展開されます。過去の美しい想い出が走馬灯のように思い出されているかのようです。42小節目からピアノ連弾じゃないと厳しそうな盛り上がりを経て、今度は怒涛の7/8に突入。今までに提示した主題が上手く再現されています。時の迷宮に迷い込んだような焦燥と絶望……そんな感情がミディアム・テンポでぐるぐると回ります。
ラストは上下に広がるアルペジオ的フレーズが繰り返されながら、テンションを含んだ和音が1小節ごとに上昇していきます。この和音は、涙の滴が落ちる音を表している。違うか。
そんなわけで、主観まみれのレビューでした。何か個人的には、FFⅨの世界観が思い浮かびました。何にしろスクウェア系RPG的な(笑)。ちなみに本人曰く、
曲のイメージとしては,去年の定演のとり曲
瑞木の詩の第4楽章をすこし真似てみた.
グランディオーソ的部分を作ったり.
「ミシミファソーファレ」っていうフレーズか幾つか隠されています.
とのことです。なるほど瑞木の詩か。幾つか隠されていますってか、しょっぱなで提示してるやーん。曲の作りに関しては、
かなり変な拍子になっています.わざとです.
拍子は変だけど,曲は変ではないってのを目指しました!!
これが大事だと俺は思う.
とのこと。たしかに拍子は難解だが、ちゃんと曲は流れている。ちなみに
それとこの曲の曲名が決まっていませーん.いちおう仮題 「旅」としましたが,なんかしっくりこないんだよね~~というわけで,曲名大募集でぇーす.
ということなので、考えてみましょう。「望郷」とかどうかな。遠い地で故郷を回想しているようなイメージにぴったり(主観)。まぁでもマンドリン曲にする可能性もあるらしいので、こりゃちょっとまずいかね。
じゃあ「最果ての地にて」。荒涼とした地に佇んで夕陽を浴びているような感じ。でもゲームのサントラみたいだな。「○○にて」ってどっかで聞いたことあるな。
じゃあ瑞木の詩にインスパイアされたってことなんで、瑞木が祈ってるみたいな感じで「瑞木の祈り」とかどう? 自由に動き回りたいという思いを込めて副題は「遠い空へ」。ん?これもどっかで聞いたことあるな!
まぁ当方から提案させていただける候補は、以上になります。それでは次回も期待してます!イガさん!!
2009/09/21 (Mon.) Trackback() Comment(1) 音楽
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レビュー トンクス
ゲームのサントラ大好きですけど・・・
マッハ 2009/09/24 (Thu.) 18:54 edit