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2009
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就職の二文字だけで君が大人になってく
向かいのホーム 特急が通り過ぎる度
とぎれとぎれのがんばれが砂利に吸い込まれていく
ホームに見送りに来た 友達に混ざって
きっと僕のことは見えない [1]
というわけでそろそろ就活がんばんないとね。3年前に先輩が就活してんのを見、2年前に自分が就活し、1年前~今年にかけて後輩の就活を見、今また自分がやることになったわけですが、一気に厳しい時代になっちまいました。
まぁ差し当たりみんな何かしら動き出すと思うんですが、一番よくないと思うのは行動至上主義。「まずは行動!」「行動しないと始まらない!」なんぞという文句が氾濫しすぎて、学生は文字通り「とりあえず行動」しちゃうわけですよ。とりあえず合説行ってみようってさ。もちろんボクもそのクチでした。
でもそれで適当に企業回って表面だけの話を聞いて、ってやってもあんまり意味無くないか。疲れるし。ノープランの行動には大変無駄が多い。多少の成果は得られるとしても、目的が無いものからはやはり「副産物」しか生まれないのです。
で、さらに悪いことに、行動は「達成感」「やった感」を生む。生んでしまう。適当に合説行って何も得られなくとも、「今日はこんなに動いた!知識を得た!就活した!」という感覚が生まれ、それが危機感・やらなきゃ感を和らげてしまうわけです。すなわち副作用。副産物と副作用しか生まないなんて最悪ですね。いや、合説に行くのが悪いんじゃなくて「目的の無い行動」が悪いんですよ。
結局一番大事なのは目標を持つことでしょう。その目標を探して決めることこそが就活の本質であり大部分。目標無しに動いても無意味です。就活に「数撃ちゃ当たる」はありません。企業側としても的を絞らず数撃ちまくってる学生は採りたくないでしょうし。大事なのは選択と集中です。就活に割ける時間も予算も労力も限られとるんで、受けるトコを大いに絞るべき。
100社受けました!とかいう人もTVで見かけたりしますが、地方ではそんなに受けること自体無理です。絞らざるを得ない。本命受ける前に10社受けろとか言われますが、企業数の少ない地域においてはそれも非現実的な話ですよね。だいたい採用時期が早い企業だったらどうすればいい? まぁ試し受けできる機会があればできるに越したことはないですが、あんまり気にしなくてもいいのでは。ただ、そのぶん事前準備を万全にしとく必要がありますが。
というわけでボクは行動至上主義に反旗を翻します。行動は大事だが、目的の無い行動は逆効果。家に引きこもって机に向かい、紙と鉛筆と本とネットで出来ることをまずやり尽くすべき。熟考の末の目標から、自ずと計画・行動が生まれるのだ。
[1] 槇原敬之,“LOVE LATTER”,UNDERWEAR(フルアルバム) トラック11,1996年
2009/12/15 (Tue.) Trackback() Comment(2) 就活
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abeの意見に激しく同意。たとえ準備が間に合わなくても目標・目的は必須。しかしMosは動かなさすぎだろw
buuro 2009/12/16 (Wed.) 17:26 edit