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2024/11/21 (Thu.)

マンドリン回想録 弐拾参 ～第9回定演本番！① 本番de寝坊～

  まぁそんなわけで迎えた第9回定演本番。私はもちろん搬出係。しかしこの年、私はこともあろうに寝坊してしまったのです。シンジラレナハーイ。3重くらいにアラームをかけておったのですがすべて突破（スルー）してしまいました。でも、奇跡が起きたんです。何と、Oじゅん先輩（市Ma.,05年度卒）からメールが！！ 

    「おはよう！今日は初めて指揮者として臨む演奏会だね。今まで特に何も言ってこなかったけど、ひとつアドバイスを。曲が始まる前と終わった後に一呼吸、間を置くといいよ。それだけで断然カッコよく見えるから☆」

という感じのお言葉でした。もちろんこの内容そのものも大変参考になり、早速実行させていただいたのですが、それよりもメールの着信音で目が覚めたんですよ。いやぁ助かりました！ 改めて御礼申し上げます、ありがとうございました。まぁその時点で既に集合時刻5分前ぐらいだったんですけどね。



  んでまぁ何とか市大に着きましたけどもうとっくに積み込み終わってますわな。当時搬出係の i 尾さんはきっと内心はキレていたはずですが、「おぉ、とりあえず間に合って良かったな」といった反応。まぁ間に合ってはないですがｗ  この年の搬出係は i 尾さん、n木さん、ボク、そして1年寮生ズのｄ々、ｎっぺ（Gtr.）、ｙちゃん（Mn.）。ｎ木さんカーで高速通って西区民へ。

    ｙちゃん「aかりちゃんとabeさんって同じ高校だったんですかぁー！」
    ボク「うん、てか同じクラスだったよ」
    ｙちゃん「あ、そうだったんですかぁー！」
ってな会話をしておりました。ｄ々は色々あって無口。

  そっから先はあんま覚えてねえや。何かそれなりに写真撮ったり色々したんじゃないかな。



   んであっちゅう間に本番。1部の幕が上がる直前の会話。
    ボク「やっべぇ俺“乱”で泣くかもしれないっす」
    ｒエ先輩「早い早いｗｗ」

たしかにｗ   まぁボクはいつもあっという間ですから！

……

そんなこんなで、ｎ木さん指揮・ i 尾さんプロデュースによる1部がはじまりました。マジで旧 i 尾教（*1）全盛期ですから、そのサウンドはもはや常軌を逸していると言っても過言ではありません。爆音どころの騒ぎじゃねえ。本番前夜には「足台は打楽器」なんつー意味不明の名言も飛び出しました（*2）。が、演奏内容はほとんど覚えてないです。みんな本番の内容よく覚えてるよね。あそこでミスったーとかあそこ出し過ぎた―とか、ボクまったく覚えらんないよ。特に指揮者でなく奏者のときは。しかし乱は燃えに燃える熱い演奏になった、というのは覚えてます。作曲者のお二人にもご来場いただき、なかなかの評価をいただきました！


  そして息をつく暇もなく2部。ついに指揮者としての正式な初舞台がやってまいりました。ガチガチにアガッてステージに立つ……バッハの「アリア」開始でございます。いやぁ～とりあえず走ったよね。後から音源で確認しても早い早い。打点も硬い。アンケートにて「そんなに強く打点を示さなくても演奏できると思います」とのコメントをいただいたほどｗｗｗ   まぁあの頃は打点絶対主義（*3）でしたから……「主よ（ｒｙ」も同様。でもそれなりに何とかなったんじゃないですかねぇ。が、しかし！後日アンケート結果をみると一目瞭然、完全に後半のｍやしーに食われることとなる……

  そう、後半のｍ下曲は、明らかに勝ちに行く路線なんです。「情熱大陸」と「輝煌」、どちらもアップテンポでポップだし、前者は超有名、後者も民族的でアグレッシヴ。さらにトップ陣もツワモノぞろいと来りゃ勝ち目はありゃーせんわなｗｗｗ   まぁ実際弾く側としても楽しかったしね。特にボカァ情熱大陸の最後のピッキングが好きでしたよ。ベンベンッ！って思わず振り切っちゃって（*4）よくやり過ぎと注意されました。とまぁそんなわけでアンケートは圧倒的に「情熱大陸」「輝煌」が良かった！という感想が占めており、ボクはひっそりと枕を濡らしたのでした。

②につづく



*1……旧 i 尾教：とにかく低音の厚み・爆発的なトーンを追求する演奏方針。信者は i 尾チルドレンと呼ばれ、その総数は数えきれない（はず）。

*2……足台は打楽器：演奏中に足台が倒れるようなハプニングが起きても気にするな、という意味。 i 尾教教祖のお言葉。

*3……打点絶対主義：打点の分かりやすさを追求するあまり、「学生指揮者は打法以外（しゃくい・平均運動等）取り入れるべきでない」とまで思っていた当時の思想。アンケートのおかげで開眼。

*4……振り切り： ff でピッキングをした後などに、その反動で思わず手を高く掲げてしまうアクション。やってる本人は超楽しいが、傍から見てると

2010/01/03 (Sun.) Trackback() Comment(5) マンドリン回想録