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キャッチーな曲を量産中のリーダーを斬る
どうも、abeです。もうCV諦めようかな。
本日は非常勤バイト後、合説@グリーンアリーナへ。 事前に決めていた2社を回り、サクっと帰還。市大吹クリスマスコンサートにちょっと遅刻したけど間に合った!
極寒の中、くらんぺっと→サックスデュオ→全体合奏という流れで9曲ほど演奏された。ギリギリの練習期間ということで苦しい箇所も多々あったが、ある程度形になっていたのでよかったと思う。みんなお疲れ!
ところで今回の演奏会は我らがLDFリーダーが企画し、リーダーのオリジナル曲が計4曲披露された。新曲量産中である。だが!これに関しては一言も二言も言わねばなるまい。曲の中身に関してである。題して、キャッチーな曲を量産中のリーダーを斬る! 酷評注意。
今回演奏された「On the ground」、「Friends」、「Film」、「Dream」―どれもひたすらに“手軽でキャッチー”な曲である。このうちFilm以外は新曲(少なくとも私は初聴)であったが、どれを聴いても目新しさは感じられず、おなかいっぱい感だけが募った。Ⅵ7やⅦ♭・Ⅲ♭の和音の入れ方、対旋律のかぶせ方、久石譲的ミニマルリフなど、敢えてセルフパロディをしているのかと思えるほどお約束である(まぁ私がリーダー作品を聴き過ぎたというのもあるが……)。
ありきたりでありながら、あまりに典型的なJ-POP的シーケンスを避けるために多少の“ひねり”が加えられている。これが仇となって逆にメロディの素直さが失われている箇所も多いと感じた。楽曲の根本的な構造を見直す必要があると考える。
特に小規模アンサンブル曲ではオーケストレーションに逃げられない分、楽曲の本質的な巧拙が浮き彫りとなる。これまでMIDIを用いて大規模オケ曲を多く書いてきたリーダーにとって、小規模編成でいかに聞かせるか/オリジナリティを出すかが大いなる課題である。
今後リーダーは、既存の“量産金型”から脱却し、さらなる高みを目指さなければならない。そのためには、「イメージから自然に湧いてくるメロディ」を激しくフィルタリングしていく必要がある。自然に湧いてきたメロディは確かに心地よいが、それはもはや既存の楽曲の変形・応用に過ぎないと自粛すべきである。創作者として、妥協してはならない。そろそろ、飛躍的な進歩を遂げなければならない時期に差し掛かっている。
ごーまんかましてよかですか?
小方よ、お前は安易な標題音楽に逃げず、絶対音楽を書け!! 激しく自分と向き合い、新たなる音楽の構造を作り出す……真の表現者となるのだ!!
2009/12/17 (Thu.) Trackback() Comment(2) 音楽
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音源ないの?
ぜひ聞きたい.
マッハ 2009/12/18 (Fri.) 14:23 edit