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マンドリン回想録 弐拾伍 ~新人撰,転パ,古城,蠅トップ,ドゥルルーン~
というわけで今回は2006年度 第37回だっけ?新人撰のもようをお送りします。
まず組み合わせについてですが、これは以前書いたとおり
1ステ : ☆修道,☆安田,県大,工大
2ステ : ☆市大,☆広大,女院
となりました。☆は指揮校。いろいろモメたがまぁいちおうこういう形で収まりましたよ。
さて次に、ギターへの転向…というか浮気を語らねばなりますまい。
何しろギタパというのは非常に居心地がよい。
さらにこのとき、ボクはある人事的英断を下します。蛮勇とも言えるかもしれない。そう、
これにはある狙いがありました。今まで一ヒラ奏者としてあまり合奏に寄与してこなかった蠅さんに、自主性と責任感を持ってもらうこと。しかし蠅さんは1回目の練習でやらかします。(後述)
で、次に気になるのが曲ですが、フィリオリーニの歌劇「古城の物語」より交響的間奏曲を選びました。一昔前は演奏機会も多い有名な曲だったそうですが、最近はあまり聞きません。
選んだ理由がまたひどい。楽譜庫を「あ行」から順番に見ていき、「こ」のところで古城の物語を発見。そのロマン溢れるタイトルに惹かれて即決。難易度もほとんどチェックしませんでした。イントロのテンポがレントだったのでああこりゃ行けるだろと。その結果ギターは結構難しく、ドラ・チェロも高速半音階上行などヤバげな箇所が盛りだくさんであった……
いっぽうペア指揮校の広大曲はフィリッパのポルカ「還俗修道士」。難易度的にも弾きごたえ的にも極めて新人向けの、コンパクトで秀逸なチョイスでございます。指揮はボスことm野さん。ドSで有名な……(ry
というわけで定演が終わったのも束の間、すぐさま新人練が開始。たしか平日は各大学で個別練、土曜は主に女院で練習という感じでした。
ところが第1回合同練、事件が起こります。ギタートップ(蠅さん)、なんと遅刻。しかも5分や10分ではなく、たしか2時間ぐらい……厳重注意です。しかし蠅さんの伝説はこれだけに収まりません。本番ではもっとやらかしてくれました。そう、あの有名なドゥルルーンです。
歌劇「古城の物語」より交響的間奏曲、実は曲の1/4を占めるイントロ部分が中低音パートのソリなんですね。特に頭はギターとコントラバスのユニゾンから始まり、非常に重要な部分。まぁ単音かつレントなので1年生でも初見で弾けるくらいのモンだったんですが、何せプレッシャーに弱い蠅さんのこと。万全を期すため、ボクらは計100回ぐらいサシで練習しました。ところが……!!
2007年1月6日。キンキンに冷えた市大講堂にて、第37回新人撰本番が幕を開けました。1ステが終わり、2ステ開幕。ボクにとってはギタパとしての初ステージでしたが、特に気になる失敗もなく順調に行きました。
そしていよいよ古城の物語…緊張の一瞬です。蠅さんとn本さん(女院, Cb.)のユニゾン。震える蠅さんの指が旋律を紡ぎ始めました。
ミソーーファーード#ドゥルミリィィーーーーン……
はい、見事なグリッサンドがかかってしまいました。これがあの伝説のドゥルルーンです。テンパって思わず弦ではなくポジションを移動してしまったのでしょう。これは指番号・弦番号を指定してなかったボクにも責任があります。蠅さんは恐怖のあまり、この音源を1年半くらい聞けなかったという……
そんなわけで悪夢の本番は幕を閉じました。実際、音源聞いてみると粗さが目立ちますね。他の曲と比べても。ドゥルルーンが脚光を浴びがちですが、ボクの指揮者としての稚拙さも浮き彫りになっている反省の一曲です。
でも親睦会や打ち上げ等のイベントは実に楽しかったですね!! 宴会部長・蠅さんの手腕が遺憾なく発揮された結果となったのでしたー!
次回、LDF解散の巻!
2010/04/22 (Thu.) Trackback() Comment(5) マンドリン回想録
Comments
にしてもよく細かいとまでおぼえてるねぇ~
おれは確かハエさんのすぐ近くにいて,
ガチガチ緊張してるハエさんを横目にみてたことしか覚えてないわぁ~
マッハ50 2010/04/26 (Mon.) 18:53 edit
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いや、グリッサンドは間違いなくアナタの指示だったのです。
「かっこいいから」と。
まあ予定ではトゥルルルルーンってぐらいだったのが張り詰めた右手の力が爆発してドゥルルルウィイイイーン!になってしまったわけですが。
てか毎回思うがなぜ君はこの指示を覚えていないのだ...。
H8E 2010/04/24 (Sat.) 22:59 edit