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38. 逆ズームを自動で行うカメラシステム
背景と目的:
映像撮影において、カメラの後退とズームアップ(あるいは前進とズームアウト)を同時に行うことで、被写体の画面に占める大きさはそのままに背景を大きく(あるいは小さく)する撮影技法が存在する。逆ズームあるいは「めまいズーム」と呼ばれ、不思議な感覚を演出することができる。
しかしながらこの技法は、被写体の投影面積を一定に保ち、かつ滑らかな動きでズームと移動を行わなければならないため、撮影技術の熟練が要求される(と思う)。そこで、そういうの(特にズーム動作)を自動でできれば嬉しいはずである。
実現方法:
ビデオカメラにズームコントローラを取りつけ、コンピュータに接続する。コンピュータにはカメラからの画像をリアルタイムで入力。
何らかの方法で被写体(の領域)を認識させ、ターゲットとして設定。撮影距離を変化させ、ソフトウェアによって被写体領域の面積(画素数)が一定となるようズームコントローラで画角を制御する。
考察:
ニッチだが需要はありそうな気がする。まぁ映像撮影のための自動制御ってかなり進んでるからとっくに実現されてそうな気もするが。
加速度に対する追従速度が課題になるはず。加速度センサによるデッドレコニングを導入すれば追従速度や精度は上がるかもしれない。あるいはカメラ自体を移動ロボットにするという手もある。
2010/06/16 (Wed.) Trackback() Comment(0) 日々のアイディア
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