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41. CGアニメに手描き風歪みを与えるレンダラ
【背景と目的】
90年代中ごろから、アニメーション中に部分的にCGが用いられるようになってきた(デジタル彩色よりも先に)。近年ではトゥーンレンダリングの導入などによって、きわめてセルアニメに近い質感の画が得られるようになってきている。しかしながら、それでもなおCGで作られた動画は“正確すぎる”ため、周囲の人物等の動きと比べると浮いてしまうことがあると言える。(浮くというか、「あ、これCGだ」と分かってしまう)
そこで、CGアニメーションに対し、意図的に歪みを与えることで手描き風味を生みだすレンダラがあったらいいんじゃねえかと考える。
【内容】
人間が物体を描く際、網膜像(あるいは想像したアングルからのカメラ画像)と実際に描かれる絵にどのような差があるのか(歪みパラメータ)を調べ、それを元に変換規則を定め、レンダリング時の射影行列とか追加する。規則は機械学習で作るのかな。
1枚1枚の絵よりもむしろ時間領域での歪みのほうが大きいのかもしれない。たとえば描きにくいアングルの近傍では作画枚数が減りそうな気がする。そういうのも規則に含めればok。
【感想】
有名なアニメータとかの歪みパラメータを同定して、 「○○監督の歪みモデル」とかってパッケージ化すれば売れるんじゃないかね。
売れんか。
2010/09/12 (Sun.) Trackback() Comment(0) 日々のアイディア
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