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奨学金が全免になった話
ただの自慢みたいになるんですが、大学院で借りていた奨学金が全額返還免除になりました。
結構このキーワードで検索してこられる方が多いので、どうやったのかをざっと書いておこうかと。
結論から言うと、おいしい学会で発表しとけ!です。
まぁでもうちの大学に特化した内容なんであんまり一般性はないかもしれません。
まず前回の記事をご覧ください。
ようするに日本学生支援機構の第一種奨学金は、修士2年間でおよそ200万貸してもらえて、論文とか学会とか頑張れば返還免除になる。でもその基準がよくわからない。怪しい。どうやったら勝てるのか。俺はイケるのか? そういうお話でした。結果的にはヤッター!!だったわけですね。
ちなみに前回、
「ではこの不公平感を是正するためにはどうすればよいのか……! 次回ではその驚くべき方法を提案する。つづく」
とか言ってますが、すいません、そんなもんまったく思いついてないです。期待されていた方、ホントにすいません(いないとは思いますが)。
で、返還免除決定の軸となる最終的な業績についてなんですが、前回挙げたもの+修論のみです。やっぱり国際会議での受賞と論文がデカかった模様。まぁアブスト数百ワードのみのユルユル査読で発表できて、発表したらほぼ全員に論文投稿の推薦が来て、しかも4ページの発表予稿をほぼそのまま修正なしで掲載してくれる……というあまりにもおいしすぎる学会なんですけどね。
さらにその業績のおかげで、最優秀修士論文賞も受賞しました。もう世の中デタラメです。理論もシミュレーションすらもないたった14ページの修論が最優秀……間違いなく、修論そのものの内容は一切評価されていません。何度も言いますが理論もシミュレーションもないわけですから、それはつまり単なる妄想ですよ? 「こうやったらこうなるはずだから……たぶんいけるんじゃね? いけたらいいな!」という妄想に過ぎません。しかも14ページってそこらの卒論より少ねえよ! そりゃ副査のm田先生にも苦言を呈されるってもんです。
まぁでもそんなわけで最優秀修論賞も業績カウントに入ったんでしょうか。よくわかりませんが、私の1個前の年は、最優秀と全免は違う人でした。ちなみに全免の人は本研究室の先輩。研究室としてはカスッカスなのに毎年カタチだけはいっちょまえという、究極の部分最適。他研究室の先生方からは白い目で見られてるのでは……
あと、講義の成績についてですが、たしか可が2個と良が1個ありましたw オール優がデフォルトの院生としてはあるまじきカス成績です。が、これはどうやら関係ないようですね。少なくとも昨年度までの本学においては。ちなみにスポーツとか芸術とか、専門と関係ない分野での業績っていうのは、基本的にカウントされないんじゃないでしょうか。
というわけでいろいろ脱線しましたが、奨学金免除を狙う現役院生の皆様にアドバイスするならば、おいしい学会で発表しとけ!の一言に尽きます。まぁでもこんなことしててもためにはならんよ。まじめに勉強したほうがいい。目の前の200万より、将来の生きるチカラのほうが大事。
あ、ちなみに機関保証制度に加入してた人は、7万5千円ほど還ってきます。8月末ごろ振り込まれます。これまたおいしすぎる棚ぼた!
2011/09/12 (Mon.) Trackback() Comment(0) 大学院・研究生活
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