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こんな国に行った④ フィリピン編
非常に今さらですが、2014年5月に10日ほど出張でフィリピンに行ってまいりました。
シリーズラインナップ充実のため?そんときの所感を書き残しておきたいと思います。遠い記憶を探りつつ。
当時のTwitterによれば、
とのこと。やはり第一印象として怖いです。とても夜一人で出歩く気にはなりません。修羅の国です。とりあえずひりぴん着いたんですけど、まず暑いですね。夜でも30度ぐらいあるんじゃないかしら。あと街が危険。明らかに危険。物乞いの皆さんもタイの倍ぐらいいるし、スタンガン売ってる人たくさん。交通もタイと中国の間ぐらいの荒さ。コワイネー。
— アヘ (@avenche) 2014年5月7日
とはいえ、
・ ひりぴん料理ハマダ食べてないですが、中世から近代までスペイン領だったこともありスペイン料理がおいしいとのこと。期待してます
・ ちなみに物価は330ml瓶ビールが30ペソ≒70円ぐらいなのでビーラーにはたまりませんね
など、到着当初はわりとウキウキのご様子。
しかしだんだんと
・ フィリピン料理はそんなにクセが無くて悪くないが、これを数ヵ月食べ続けるとしたらクドい
・ 暑すぎて水がぶ飲みしてもほとんどトイレ行く必要ない
・ 食べ物が合わないのか、今朝から Haraitus Gelius
・ 決して不味くはないんだけど油脂分と糖分が多いんだよなーあと塩分もそこそこ…
と雲行きが怪しくなってきます。
ちなみに食事についてはそこまで悪くないのですが、甘くないお茶が手に入らないのが意外と辛いです。この問題はタイなどでも直面します。
そしてもう少し経つと
「ぐわああかゆい かゆいかゆ」「mosquito heaven」「モスキート・ウォー ~ざけんなよ~」「5ヶ所ぐらい刺されてまだ犯人確保ならず 三死」「虫との戦いと聞いていたがまさかこれほどとは」「刺すのはいいけどたまに耳元に来てぴゅううーーーんて言うのだけはヤメロ」
と、蚊との壮絶な戦いがあったようです。
いま思えば熱帯の蚊ってかなり恐ろしいものがありますが、当時はまだデング熱とかエボラとかそういうのが話題になってなかった頃ですから、気楽なもんです。
で、国柄に関する言及としては、
・ 近くのショッピングモールに行ってみたんだけどすげえアメリカナイズされてて、もうフィリピン独自の文化ってタガログ語ぐらいしか残ってないんじゃないかという感じ
・ でもまぁバイクに手製サイドカーつけただけの簡易タクシーとか、東南アジアっぽさはある
・ 腹痛もさることながらこないだのGWだけでマニラで日本人2人殺されてるって聞いてgkbrなんスけど……コンビニとか店入ったら必ず銃持った警備員おるし治安悪すぎ
などがありました。
特にアメリカナイズというのが重要です。ほんとに、アジア版アメリカって感じなんです。まぁこれは近代化以前にスペインとアメリカに支配されてしまったというのが大きいと思うんですが、タイのようなアジア感があまり強くありません。近代的な文化が育つ前にアメリカで塗りつぶしてしまった、そんな感じです。
そして残念ながら治安はやはり悪いですね。警備員の銃はさすがに弾倉は抜いてありますが、撃とうと思えば10秒以内に発砲できるでしょう。
現場近くのスーパー。豊か過ぎないアメリカという雰囲気
さて、出張も終盤に差し掛かると、腹痛問題が深刻化します。
・ お腹云々に加えて紙が硬いせいか切れGも併発しつつある感じだな、もうワシの消化器関連オワタ……
・ 制露丸て結局一時的な症状の緩和効果しかないんだよなぁ…
・ 力抜くとヤバい
など、後半からは腹痛に悩まされていました。いま思うと、あまり根拠はないのですがこれは菌による食中毒とかではなく、油が悪かったのではという気がします。他の出張者も腹痛になっていましたが、同じものを飲み食いしているわりには発症のタイミングがまちまちでした。私の場合は普段の摂取量を遥かに超えた油を摂ったために、胃腸が疲れたのではないでしょうか。
ちなみにフィリピンで特にヤバいものといえば、氷&生ビールと言われていました。製氷機やビールサーバというのはまな板包丁食器ほど真面目に洗わないので、菌が繁殖するということです。まぁ食べ物関係の問題というのは外国、特に南国ではつきものですね。最終的にお腹は何とかなりました。
そして帰国後には、こんな所感を抱いていたようです。
・ たくさんの日本人を目の当たりにしたら「顔が…平たいっ…!」てなる。知覚がフィリピン人基準にキャリブレートされていたから
・ フィリピン人もベースはモンゴロイドのはずだがマレーとかに近いと思うしスペイン系の血も多少は混じってるので独特の濃さがある
ベースがモンゴロイドだのマレーに近いだのよく知らないのに適当なことを言っています。そもそもマレー系人種もモンゴロイドに含まれるのでは……あとスペイン人だけでなく華人との混血も多いみたいです。ただ顔が濃いというのは間違いないです。タイ人のような濃さとラテン人のような濃さを併せ持っています。日本に帰ってくるとみんな顔が平たい+白くて妙に紅潮して見える、というのがあるあるですね。
というわけで、次はどんな国に行くのかな?
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2016/05/10 (Tue.) Comment(0) 遥かなる
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