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マンドリン回想録 参拾壱 ～2007年度合宿～
またしてもだいぶ間が空いてしまいました。
いよいよ私の青春の最大の山場、2007年度定演を迎えます。
まず合宿ですけど、もう波乱万丈。まずもって初日の移動中に、最大の事件が起きます。
普通に大学の部室に集合して、我々3バカトリオ（私・ハエ・AtoC）はAtoCカーで宇品港まで移動していました。普通はハエさんが助手席に乗りたがるのですが、地図を読む必要があったので私が助手席に、ハエは後部座席に座っていました。高速4号線を降りて、たしか城南通りにさしかかったところで事件は起きます。
ハエ「おい！ちょっと！アレ！何？アレ！！」
AtoC（無視）
私「うるせえ！！」
突如ハエさんが騒ぎだしました。が、我々は無事宇品港に行くというミッションを抱えていてそれどころではありませんでしたし、ハエさんは既にそういうポジションだったのです。
ハエ「いや！ほんま見て！やばいことになっとる！事故！事故！ あqwせdrftgyふじこlp；「’
このへんのセリフはうろ覚えですが、ここで我々はようやくハエさんの指差す方に目を向けました。
斜め後方数メートル先、道路のど真ん中に自転車と人が倒れていたのです！ 右折レーンだったと思います。もしや我々の車が当たってしまったのか！？ 車内に緊張が走ります。
しかし数秒後、その自転車の少し前にいた車からおっさんが出てきて倒れた人に駆け寄りました。
おっさん「きみ大丈夫か！？」
倒れた人「えー・・・たぶん・・・」
おっさん「たぶんワシが当たったんじゃ思うわ！ すまんかった！！」
みたいなやりとりを経て、どうやら被害者も無事なようで、正しく事故が処理されそうなのを見届けたので、我々は胸を撫で下ろしてその場を去りました。皆さんもロードバイクで道路を走るときはくれぐれも気をつけてください。
しかし我々のハエさんへの初動対応は、ハエ無視事件（いま命名）としてハエさんの心に深く刻まれ、その先ことあるごとに語り継がれる鉄板の語り草になったのでした・・・。
さて、そんなわけで現着。詳しい内容はここ見といてください。というのも、ほとんど覚えていないためです。
が、裏ではいろいろ荒れた記憶があります。当時のブログには
・マンドリン部
合宿で荒れた。今年こそは順調だと思ったのになァ……
・総論
疲れた……
などとあります。大変だったようです。
やっぱり私が一番そうなんですが、他人の価値観を受け入れる・許すってことができなかったんですよね。俺がこんだけやってんのに何でお前らはこうしてくれないんだよ！っていう心境。部のために粉骨砕身することが正義で、しない者は悪だったんです。独善。十字軍ですよ。しかもどうしてほしいかを言語化しないからね。こうして勝手に孤立していきます。まぁそれもまた青春ですわ！！
しかしみんなもそんな私を見捨てずに頑張ってくれました。選曲会議事件とかで大学間の不仲もあったので、合宿中は3年生みんなで一緒に食事しよう！みたいな企画もしてくれました。今はもう感謝しかありません。
あと、当時は私の周りだけでなく先輩後輩もそれぞれ大変そうでした。合宿の最終日、帰る前に総括みたいなのがあって、各ステのトップが一人ずつコメントするんですが、泣く人続出。ブラック企業の研修ですか？ とは言えまぁみんなそれだけ本気で命を燃やしてたんですよね。それもまた青春ですわ！！
ちなみに打ち上げではまたハエさんが隣だったようです。全然覚えてないなぁ・・・
うーん、やっぱもう9年半も前のことなんでディテールがダメダメですね。このシリーズの2010年までに書かれた過去記事を見てみると、このイベントが何月何日にあったとか、些細な出来事やセリフも克明に記録してあります。みんなも回想録はすぐ書こう！
というわけで前回「次回は合宿～市大練～定演本番までイッキに淡々と行きたいですね」などと意気込んだものの、長くなったのでいったん切ります。いったん切ってばっかだな。次回こそ定演練佳境＋本番！
ていうかこの記事半分はハエ無視事件じゃねーか。
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2017/01/27 (Fri.) Comment(0) マンドリン回想録
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