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日々のアイディアの答え合わせ(2) 水道取り付け式小型発電機
さぁ次行ってみよう。
水道取り付け式小型発電機
背景と目的:水道から流れ出てくる水の運動エネルギーを捨てるのは勿体なく思える。そこで、そのエネルギーを電力に変換する小型器具を提案する。
内容:水道から出てくる水をタービンに当て、発電機を回して発電する。浄水器のような小型ハウジングにまとめることができる。
考察:風呂の水道に取り付けて湯を張れば結構な電力を発電できる気がするが……発電規模によって実用性が大きく左右されるだろう。
結果: マイクロ水力発電というのが一般化しつつある
まず2016年に環境省から 水道施設への小水力発電の導入ポテンシャル調査結果 というのが出ていました。これによると
水道施設(おもに導・送・配水施設)で、標高の高い場所から配水池等へ水を流す場合などには、その圧力差がエネルギーとして利用されずに失われています。とのこと。2016年時点で既にそういうのが導入されてて、しかし普及率は3%以下だったようです。てことは始まったのは2010年代に入ってからぐらいかな?
これらのエネルギーを有効活用する小水力発電を導入することにより、二酸化炭素の排出量が削減されるとともに水道事業におけるエネルギーコストの低減による経営の効率化につながるものと考えられます。しかしながら、現在、小水力発電を導入している水道施設は全体の2.7%と低い状況にあります。
でこちらは最近(2021年)の記事。ダイキン「水道発電」 全国拡大 全額負担で発電機設置 自治体に売電収入還元
なんと 全国に約2万7000カ所ある水道施設全てに設置した場合の総発電量は原発0.5基分に相当する とのことです! 何やら急激にエネルギー危機が叫ばれてる昨今、こう言ったエネルギーハーベスティング技術がもっと推進されるといいですよね。
さらに私が記事執筆当時想定していたそのものズバリなものがAmazonで売ってました。
こういうの昔からあったんですかね? いちおう当時も5分ぐらいは先行事例を検索してから書いてた気がするので、やはりすぐには見つからなかったのでしょう。誰でも思いつきそうなものではありますが、実現・実用化にはやはり年月がかかるんですね。アイディアを形にしてきた先人たち、本当にすごい。
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2022/08/13 (Sat.) Comment(0) 日々のアイディア
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