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2024/11/22 (Fri.)

2009
06
13

プロムジカ・マンドリンアンサンブル 第30回定期演奏会

  さて本日は頭記の如く、プロムジカ・マンドリンアンサンブル 第30回定期演奏会に行ってまいりました。会場は例年通り県民文化センタ。安田2年のコらが受付してましたね☆お疲れ様です。

 
PA0_0051.JPG

  観客にも広マン関係者がわんさか。半年振りにrエ先輩(安田Mn.07年度卒)にお会いしました。何と岡山の社会人団体に入ってらっしゃるとのこと! 定演チケットいただきましたありがとうございます。

  さて第1部、まず注目すべきは編成の豪華さです。何とバスドラ、ティンパニ、スネア、シンバル、グロッケンが勢ぞろい!パーカスてんこ盛り!! こんなのそう滅多には見られませんよ。

  1曲目はシュトラウスの歌劇「こうもり」序曲。我らが市大OGであらせられるn村さん(面識無し)の指揮棒が振り下ろされ、盛大に始まりました。ジャンジャンジャン!!タララララタラララジャンジャンジャン!!と弾けます。うーんなかなかの迫力! 弦もパーカスに負けてない。ただ速いパッセージで若干のばらつきが見られますね。あと弦のダイナミックレンジが少々物足りなく感ぜられました。特にドリン。まぁ普段パーカスが無いので音量調節が難しく、聴く側も慣れてないのかも。そこまで気にならないですが。
  続いて2曲目、ナポリ風組曲。これも素晴らしい。パーカスが入るとこんな雰囲気になるんですね。イタリアンな明るいメロディがロマンティックに歌われていました。この曲の良さに改めて気付かされる演奏だったと思います。

  そして2部、最初はギター神様御二方によるギターデュオ、ファリャの「恋は魔術師」。これはこないだのコンサートでも演奏された曲目ですが、とにかく音色・音量制御が凄い。特に最後の曲! どうやったらあんなに滑らかにトリルがつながるのか! 神様たちの演奏もだいぶ慣れてきましたが、やはり毎回圧倒されますね。
  んで次はマンドリン独奏、牧野由多可さんの「春雪のバラード」という曲でした。日本におけるマンドリン独奏は日本マンドリン界全体のルーツとも言えるジャンルで、日本独自の音楽観とともに発展してきたという背景があります。だから曲も日本的なものが多い。この曲もやはり五音階を基調とした和風な曲でした。しかし一部にブルーノートが使われていたのが面白い。マンドリンだけでここまで緩急を表現できるのはすごいですね。
  2部ラスト、マンドリンアンサンブルでのカラーチェ「踊りと歌」も非常に洗練された演奏で聴きごたえがありました。思ったよりマイナー調でシックな曲ですね。カラーチェと言えばマンドリン独奏のプレリュードとか合奏の「印象主義」とか、個人的にはあんまり好きじゃないものが多いんですが、この曲は好きになりました。

  さていよいよ3部。1曲目はお待ちかね、小林由直先生の「斎宮の記憶」! この曲には、1990年に某大学マンドリン部が小林先生に委嘱するも部員減少などから初演できなくなり、結局プロムジカが初演することとなった……という複雑な経緯があります。いやぁ~これはほんとに素晴らしかった! 特にイントロのヤバさは常軌を逸してますね。思ったよりあっさりめのテンポで、どこかメカニカルな指揮をするk木さん。しかし徐々にパートが加わっていくにつれ、サウンドはどんどん重厚に、おどろおどろしくなっていく……。何か心身のずっと奥深くから湧きあがってくる得体のしれない情動、恍惚感。ちょっとした恐怖すら感じました。ミニマルなフレーズを各パートが独立したモジュールの如くしれっと演奏していましたが、これはかなり高度な合奏技術が要求されると思われます。その後も、何やらヤバい雰囲気を醸しながら曲は進んでいきました。20分超というボリュームにもかかわらず全く飽きが来ない! 最後はG音のユニゾン強奏で厳かに締めくくられます。終了と同時に、ボクの隣の隣の方がブラボーされました(ちなみに隣はHn田)。これはブラボー必至でしょう。しかし個人的には1分ぐらい沈黙のまま余韻を味わっていたかった!
  んでついにトリ曲、藤掛先生の「STABAT MATER」。何と正規の編成、合唱とグロッケン付き! ボクは藤掛先生作品はあまり得意ではないというか苦手というか(ry……なのですが、この曲・この演奏は素晴らしかったです。まぁ典型的な藤掛作品とは一線を画してますし。クライマックスの合唱では思わずグッと来てしまいました。まぁ藤掛作品で泣くわけには行くまいというプライドが働きましたが!w

  そしてアンコール。どうもHappy Birthdayの変奏曲らしい。お馴染みのモチーフがいろんなクラシックの名曲にアレンジされて出てきます。なるほど凝っている。k木さん編曲?と思いきや、ロビーの貼り出しによると舟見景子さんの「Happy Birthday to US!」という曲だそうです。で、ラストは例年通り、Over the Rainbowで幕を閉じました。素敵な演奏会でございました。


  終演後、片付けをするk井さんにお会いしました。実に半年以上ぶり。「ちょっと面白い話があるけえ。後日また話するわ」と仰っていました。そしてロビーで i 尾さんにも「ちょっと頼みがあるけんまた後日!」と。何だ何だ!?

  他にも色々な広マン関係の方々と久々にお会いできて良かったです。しかしマラ太の許し難き横行を目の当たりにし、衝撃を受けるとともに怒りと悲しみが湧いてきました。マラ太!どういうことだーー!!ww

  というわけで、我々LDFはマラ太の悪行に対し断固抗議します。それでは☆
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2009/06/13 (Sat.) Trackback() Comment(0) マンドリン

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