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機械システム的アプローチによるマンドリン演奏におけるピック音の低減
どうも、abeです。今日は初の蠅家からの更新! カス会真っ最中であります。
本日のテーマは機械システム的アプローチによるマンドリン演奏におけるピック音低減手法の検討。いつもながらしょうもないですよ。
【背景と目的】
マンドリン合奏においては、ピック音による楽音質の低下が問題となる[1]。ピック音はピックと弦が擦れ合うことにより生じ、楽音のアタックのS/N比を低下させる。
そこで本研究では、マンドリンの機械システムとしてのアスペクトに着目し、信号処理等の方法論の応用によりピック音を低減する手法を検討する。
【アプローチ】
1. ローパスフィルタによるカットオフ
ピック音の振幅スペクトルは、高周波成分に偏っていると考えられる。そこで、マンドリン本体の発音機構に何らかの装置を組み込み機械的ローパスフィルタを実装することで、ピック音が持つ周波数帯域を丸ごとカットしてしまうという方法が考えられる。
しかしながら、ピック音の帯域には楽音の高周波倍音成分も含まれている可能性が高く、この部分を大雑把にローパスフィルタでカットしてしまうと、マンドリン特有の金属的な響きをも失ってしまうという弊害が起こり得る。
2. 複数の局所帯域遮断フィルタによるカットオフ
1の問題点に対し、ピック音の振幅スペクトルを詳細に解析し、ピック音に含まれる周波数成分のみを、ロールオフ率の非常に高い複数の帯域遮断フィルタでカットするという方法が考えられる。このフィルタも当然機械システムとして実装する必要がある。しかしながら、これだとピックを変えるたびに解析とフィルタ実装をやり直さなければならない。しかも、そこまでロールオフの急峻な機械的フィルタを実現できるのかは疑問である。
3. 逆相信号による打ち消し
1, 2の問題に対し、発生したピック音と逆位相の信号を発生させることにより打ち消すという方法が考えられる。逆相信号の発生方法が課題となるが、原理的には問題ない。よって、この方法を採用する。
【実現方法】
逆相信号を機械的に発生させる方法を検討する。が、思いつかない。
【結論】
誰かやってくれ。
参考文献
[1] マンドリニストの犯罪 =マンドリン・ギター会の社会システム論的考察= 本井,1995 第3章「マンドリン・ギター音楽」、その狂気の実態 pp.35
http://homepage2.nifty.com/motoi-lab/file002d.pdf
2009/06/27 (Sat.) Trackback() Comment(0) マンドリン
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