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京都教育大学マンドリンクラブはなぜ学生マンドリン界のオピニオンリーダーとなり得たか
と、突如大仰な表題で始めてしまったが、京都教育大学マンドリンクラブが日本の学生マンドリン合奏界においてひとつの価値観―あるいは京教というジャンルとさえ言ってもいい―を築いていることは、もはや疑いようのない事実である。彼らは今日まで、最も注目すべき学生団体であり続けている。その技術力、表現力は抜きん出ており、また初演の多さがその活発さのバロメータとなっている。
彼らが斯く不動の地位を築いた最大の理由は、やはりそのプロデュースの上手さにある。つまりは選曲である。イタオリ、メジャー(スクリーン等)、そして邦人、とバランスよく演奏している。やはりひとつの“舞台”としての流れが熟考されていると窺える。
そして京教において重要なのが、前述したが、毎年のように有名な作曲家に新曲を委嘱初演していること。これにはもちろん作曲家とのコネクションなどが重要であろうが、やはり作曲家に信頼されているからこそ委嘱を引き受けてもらえるということではないか。
そう、信頼である。この団体になら初演を任せられる、自分の作品をぜひ演奏してもらいたい。作曲家にそう思わせられる高い技術力、優れた音楽性を持っているということなのだ。ではなぜそれを保持し続けられるのか。これにはやはり指導者とOBの影響が関係しているのかもしれない。
技術顧問・井上泰信氏がどの程度指導者として介入しているのかは定かでないが、やはり“ウケるマンドリン合奏”をプロデュースするノウハウの提供は、大きな武器となる。それに加え、50年の伝統と、学生マンドリン界をリードし続けてきたという自負。これらが良い意味でプレッシャーとなり、彼らの活動を支えているのだろう。
また、京都周辺は日本一マンドリンが盛んな地域と言っても過言ではない。そこでどうしても周囲の団体を意識せざるを得ないし、聴衆の目も厳しい。そうした地域的アスペクトに加え、「教育大学の学生」である、という団員のバックグラウンドも大いに関係しているのかもしれない。教大生である以上は教師を志す者が多く、技術の伝承や組織運営といった高度なコミュニケーション能力を要するシステムの質が高い、と考えることもできる。
このような複数のアドバンテージから、京教がマンドリン界を牽引するトップ団体の地位を獲得したのは、もはや必然と言えるかもしれない。ボクらの憧れ、京教。初演の星、京教。京教かわいいよ京教。やっぱり京都教育大学は最高だぁぁぁああっぁぁぁあ!! 入り直してぇっぇぇぇええええええええ!!!!
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2009/06/29 (Mon.) Comment(2) マンドリン
Comments
こんだけ書いてる時間あるなら二限目出ろよw
bro 2009/07/02 (Thu.) 07:53 edit