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イノベーティヴ(笑)な人間になるための訓練
このブログを立ち上げて間もなく、“とりあえずやってみる”という名のカテゴリを制定しましたが、まったく使っていませんでした。意外と、とりあえずすらやらないのです。そこで今回、とりあえずやってみるシリーズの第1弾として、“イノベーティヴ(笑)な人間になるための訓練”という企画をスタートします。
現代社会、特に産業の分野においては、継続的なイノベーション―すなわち技術革新が求められます。よって現代人は常に創造的でなければならない。この現状に対して疑問を投げかけたこともありますが[1]とりあえず今は甘んじてそれを受け入れることとし、創造性を高める訓練を行いたいと思います。
具体的にはどうやるのかというと、1日1コ、何かのアイディアを出す。作曲家を目指す人が行う「1日1作曲」修行に似たものがあります。とにかく質より量、どんなにくだらなく、役に立たなさそうなものでも可。抽象的なものでも可。ただし新しくなければならない。本当に世界初であるかどうかまでは調べなくてもよいが、少なくとも自明だったり超有名だったりする手法は不可とする。フォーマットは下記の通り。
アイディア名:
背景と目的:
内容:
考察:
こんなの毎日思いつけるのか? まぁホントに分野問わずクオリティ問わずなら何とかなりそうな気がします。「日々のアイディア」と名づけましょう。
いや、1週間に1コになるかもしれない……
というわけで記念すべき第1コ目。
アイディア名:パイプマトリクスによる物体形状ディスプレイ
背景と目的:3次元物体の形状を、3DCGや触覚提示などの仮想現実的再現ではなく、物理的に再現する装置を提案する。
内容:たくさんのパイプを剣山状に並べてマトリクスを構成する。各パイプはリニアアクチュエータなどの機構を用いて独立に鉛直方向に動かすことが可能で、これらの組み合わせにより物体の俯瞰形状を再現することができる(図1)。
また、パイプの位置をリアルタイムに制御することで、マクロな感触情報も再生可能である。言わば動く3次元プロッタ。
図1. 5×5パイプマトリクスによる起伏面再現のイメージ
考察:もう実現されてそう。ニューラルネットワークなどの応用によって自律分散システムとしての発展も考えられる(適当)。ただしこの構造上、どうしても俯瞰形状(上から見た情報)しか再現できず、机の上板のような宙に浮いた部分は作れない。
というわけで思いのほか良いアイディアが浮かびました。もう在りそうと思いきや、ちょっとググッたぐらいでは出てきませんでしたし(まぁちゃんと探せば在りそうだけど)。まぁ次回からはどんどんくだらなくなっていくと思います。屁の燃料化とか食える靴とか(意味不明)。
[1] 創る喜びと壊れる不安 - Log Dead Field - Yahoo!ブログ
2009/07/15 (Wed.) Trackback() Comment(3) 日々のアイディア
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おなかすいた
H 2009/07/15 (Wed.) 20:11 edit