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論文紹介 - 音楽記述言語PMMLの概要
世の中には、星の数ほどの論文が存在する。そこにはたくさんの画期的なアイディアや面白い分析が披露されており、宝の山とも言える。しかしながら、多くの論文は他分野の人間の目に触れることなく、世の中に影響を与えられぬまま、ある意味眠っている。
そこで新たに設立いたしました本コーナー、「論文紹介」。その名の通り、面白そうな論文を勝手に持ってきて紹介、勝手にコメントするという自己満企画。趣味と専門の関係で音楽情報学とかロボティクス・通信関係に偏るかもしんないが、なるべく色んな分野を見ていきたい。
さて!記念すべき第1回はこちら。
“音楽記述言語PMMLの概要”
(Overview of the Practical Music Macro Language),
西村,情報処理学会研究報告. [音楽情報科学],1997年
ちょっと古いですが。音楽をプログラミング言語のようなモノで記述するという発想。LilyPondのように楽譜を記述するためのTeXライクなマークアップ言語はありますが、こちらは音楽ソノモノを記述するというコンセプト。
PMMLは、音符、休符、和音、並行する複数のパート等の基本的な音楽要素を簡便に記述する機能に加え、自由曲線に基づいたパラメータの連続変化、制御構造やマクロを使った音楽の構造記述、アルゴリズムによる楽曲合成、エフェクタと呼ばれるソフトウェアモジュールによるイベント処理、メッセージパッシングによるパート間での通信または同期といった、より高度な機能を備えている。
だそうでございます。高水準の記述が可能で、繰り返しやパターン呼び出しなど音楽の構造を表現でき、またアルゴリズムによる楽曲合成が可能とのこと。他にも音楽記述言語というのはいくつかあるそうですが、どれも可読性に問題アリなんだとさ。
文中では実際に、バッハのプレリュードの一部をPMMLで書いてあります。1小節分の音形パターンをpatternという名のマクロとして記述しておくことで、簡単に繰り返しパターンを配置できる。
def(pattern) {
repeat(2) {
{ h $1++ }&
{ r(s) h-g $2 }&
{ r(i) s $3 $4 $5 $3 $4 $5 }
}
}
pattern(c4, e4, g4, c5, e5)
pattern(b3, d4, g4, d5, f5)
pattern(c4, e4, g4, c5, e5)
(以下略)
という感じで、pattern内でリズムパターンを定義し、引数として音高を渡している。平行カノン(?)など、厳密に構造化された音楽の記述に向いてそうです。他にも包絡線のコントロールチェンジ(ADSRの調整)とかもできるみたいです。どちらかというとMIDI生成を主眼に置いている。なかなか面白そうだ。
でも仕様覚えるのがめんどくさいな。
というわけで第1回論文紹介でした。オンガクヲタクの皆さん、いかがでしたでしょうか。次回からは頑張ってもうちょっとちゃんと読んでから解説します、サーセンwww
2009/09/01 (Tue.) Trackback() Comment(2) 論文紹介
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力強いタイトルの論文
“通信路のユニバーサル復号器は情報源のユニバーサル符号器から常に構成できる” (Universal Channel Decoder Can Be Constructed from Any Universal Source Encoder),植松,Kisra,電子情報通信学会技術研究報告 SST スペクトル拡散 99(703) pp.53-58,2000年
通信路のユニバーサル復号器は情報源のユニバーサル符号器から常に構成できる!!構成できるったらできるんだぁぁぁあーー!!と、強い意志が感じられます。
あくまでも「~の可能性の確認(あるいは検証、証明)」といった動名詞止めではなく、「構成できる」と言い切り。カッコいい! ボクも論文のタイトルは「~できる」「~である」にしよっかな♪しよっかな♪
それだけ。ねむい。
2009/08/31 (Mon.) Trackback() Comment(2) 大学院・研究生活
2009
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35. 音声認識とwebを用いたマインドマップ生成に基づく会話支援システム
背景と目的 : 会話による議論や意見交換は、話の流れが目に見えないためナビゲートしにくく、方向性を見失ったり、相手の意思を上手く汲み取れなかったりする。そこで、そういうのを支援するあれを提案。言わば会話ビジュアライザ的な。
内容 : まず、音声認識システムを用いて会話内の単語を収集し、二次元平面上に列記してマインドマップのようなものを生成する。単語には出現頻度に応じて重みがつけられ、重いものほど強調表示されるという感じ。この機能によって会話のメタ認知を支援する。
また、それらの単語あるいは単語群をキーワードとしたweb検索を行い、関連する項目やブログ記事などを取得し、参考情報として提示することで、議論の狭窄を防ぎ視野を広げる。
さらに、単純な文脈を(大ざっぱにでもよいので)推定できるとすれば、たとえば「相手はこういうことが言いたいのでは」というような意思の推定―すなわち“行間を読む”などといったこともできなくはないかもしれない。これができれば、話の下手な人や遠まわしに物事を言う人との意思伝達に、大きく役立つであろう。
考察 : チャットのログをもとにマインドマップを生成するようなシステムはもうありそうだ。役に立つかは知らんが。
2009/08/31 (Mon.) Trackback() Comment(0) 日々のアイディア
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今日のカレー ~あぁ……
こんばんは!カレー屋店員です!
またバイトのコが辞めました! 残念! キッチンスタッフだったんですが、シェフの方いわく「俺には育てられんかった」。まぁ職人タイプのコではなかったね。そしてたしかに扱いづらかったかもしれない。フォローできなかったボクにも責任あり。本人はキッチンを望んだが、どっちかっつうとホールのほうが向いてたかも。まぁ今となっては何を言ってもしょうがない。
さて。今日のカリーは鶏のヤゲン軟骨と何かパイナップルとかバナナっぽいのも入ってなぁ~それらプラス、ビーフ・茄子・じゃが芋系?の多国籍軍的カリー(図1)! しかもだいぶ辛かったです。
いやぁ~でもやっぱ久々のカリーは良いわ。ブッ飛ぶよね。カリー無しでは生きていけないカラダです。カリーが食えてマンモスうれピー!
2009/08/30 (Sun.) Trackback() Comment(0) カレー
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第30回!カスの会
カス会。実は第30回だったようです。
●第30回カス会
日時: 8/28(金)夜
メンバ: ボク、蠅、hn田
場所: ○インボー三條
内容: 寝てたのを起こして、飲み
コスト: 400円/人ぐらい
解散: 翌8時半
成果: 何も無し
ボクが言いだしっぺなのに遅れに遅れちゃいまして。着いたころには2時過ぎ。寝てましたよ彼ら。
無理矢理起して無理矢理飲ませて、そのくせボクが真っ先に就寝。これぞまさにカスッカスー!
あ、イガさんの土産受け取りました。ネジ巻いて押すとカックンカックン!
2009/08/29 (Sat.) Trackback() Comment(4) カス会など
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ラッキーカレーのこと
マンドリン回想録を書くにあたって昔のことを思い出していたら、ふと記憶が蘇りました。「ラッキーカレー」について。別に忘れてたわけじゃないんですが、そういえば一度も言及したことがないと思って。
ラッキーカレー。知る人ぞ知る、広島一 アレ なカレー屋。
ラッキーカレーは06年7月、横川駅北口の飲食店街(?)にオープンしたカレー専門店。当時B2、情報科学マスター(修士)ではなくカレーマスターの道を志していたボクはさっそく行ってみることに。蠅さんと。
時期は忘れましたが、開店後そんなに経ってない頃、たしか金曜の夜あたりに行ったと思います。練習終りとかかしら。ガラ、と横引きの戸を開けると、新店だけあって内装は小奇麗。厨房をコの字型に囲むカウンター席、たしか30歳ぐらいの女性が一人でやっていました。客はボクらだけ。
開店間も無いのにこの人気の無さはどうしたことか?と不安がよぎるも、まぁ横川北口ってこんなもんだよねと思い直し注文。チキンカレーを頼んだ気がします。
わりと早めに出てきました。見た感じルーは固め。具はあまり主張しない感じ。うーむあまり良い予感はしない。そして一口。
―!!
abeは激怒した。
必ず、この邪智暴虐のカリイ屋を除かなければならぬと決意した。abeには料理がわからぬ。abeは、マンドリン弾きである。マンドリンを弾き、ネットサーフィンをして暮して来た。けれどもカリイの味に対しては、人一倍に敏感であった……(以下略)
まぁ簡単に言うと、もう来ねえよ!と。学食レベルだったんですね。\600ぐらいするのに、\250の学食並み。いや、それ以下。もちろんボクも、一所懸命に頑張っているカリイ屋さんを無碍に酷評することはしたくありません。しかし、そのカレーからは、努力が感じられなかった。これはカレー専門店の仕事ではない。
カレーというのは基本的に、まずく作るほうが難しい。そのカレーも確かにまずくは無かったんです。でも、おいしくもない。一言でいえば、3口で飽きる。そんなカレーでございました。
これは…潰れる……っ!! 少なくともボクはそう確信。
2chのカレー板広島カレー屋スレッドにも、瞬く間に酷評が飛び込んできました。しかしながら、広島の外食情報としては権威を誇る快食案内サーチの評は、いたって好感触[1]。やがて2chカレー板にも好評書き込みが! しかしその書き込みはあまりに怪しく、他の住人からは疑惑の目が向けられ……やがて、店主による自作自演疑惑まで浮上。たしかに怪しいんだこれが。まぁ詳しいことはもはや確かめようがないのでしょうがないですが。そしてついには、あたかも「店主の自演」あるいは「シンパ」を装うかのような煽り書き込みも見られ、もはや何が何だか分からない状態に。
やがて、ボクがラッキーラレーの存在を忘れかけた頃……ひっそりと閉店しておりました。どうも08年5月に閉まった模様。こうして、一つのカレー屋の歴史が幕を閉じた……っ! 今は韓国家庭料理屋のようなものになっております。
でもボクは忘れない。あの伝説のカレー屋を。
[1] 快食案内サーチ - ラッキーカレー
http://hamanet.jp/kaishoku/detail.aspx?txtKshopcd=1996
2009/08/28 (Fri.) Trackback() カレー
2009
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音楽におけるゲシュタルト崩壊
皆さんはゲシュタルト崩壊というのをご存じですか?
ゲシュタルト崩壊(独: Gestaltzerfall)とは心理学における概念のひとつで、全体性を持ったまとまりのある構造(Gestalt: ドイツ語で形態)から全体性が失われ、個々の構成部分にバラバラに切り離して認識し直されてしまう現象をいう。
認知心理学にも「文字のゲシュタルト崩壊」という現象として見られる。これは同じ漢字を長時間注視しているとその漢字がバラバラに見えたり、連続で羅列された文字列を読み続けると途中からなんとも形容しがたい、いわゆる「こんがらがった」状態になる現象である。例えば平仮名の「あ」を連続で書き続けた場合、「あ」という文字はこんな字だったか?と思ってしまう現象がこれにあたる。 (from: wikipedia)
というのやつです。あれ~この字ってこんな字だっけなぁ~という感覚。
これって、音楽についても起こりませんか? ある曲をものすごく気に入って、その日のうちに何十回と聴いたりすることってあるじゃないですか。寝る前も、頭の中でずっと流れてるような状態。
んで翌日その曲再び聴いたら、ものすごい違和感感じるんですわ。アンレーこの曲コンナだったけ!?と。あるじゃろ?分るじゃろ?分らんかこのあるあるが。ありゃー不思議だよね。メロディ歌えなくなったりすることすらあるし。
まぁただそれだけです。
2009/08/27 (Thu.) Trackback() Comment(7) 音楽
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カスの集まり 28回目
蠅くん帰広記念公演。
●第28回カス会
日時: 8/24(月)夜
メンバ: ボク、蠅、hn田、s水、メガネ(市3Gtr.)
場所: ○インボー三條
内容: マンドリン談義、飲み
コスト: 500円/人ぐらい?
解散: 翌9時以降
成果: 何も無し
メガネが髪切って別人。
マンドリン部の問題についてだらだらと語らい、気付いたら4時。カスッカスー!
ところで蠅くん、みやげは?
2009/08/25 (Tue.) Trackback() Comment(0) カス会など
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34. マイクロボットによるリコンフィギュラブルディスプレイ
背景と目的 : ディスプレイ(映像表示装置)は長方形でソリッドなものであると相場が決まっているが、それが自律的に動いて形状を変えたり曲面上に貼り付いて映像を表示してくれたら面白い。何の役に立つかは分からないが……
内容 : 発光素子と平面移動機能を備えたマイクロボット(超小型ロボット)を無線通信で連携させ、全体で1枚のディスプレイとして機能させる。
考察 : ロボットのダイナミクスや通信、局所的な情報共有など、研究のネタとしてはちょうどいいかもしれないが……実用性は……。ゲームとかに使えんか?
今から行きます!蠅さん!!
2009/08/24 (Mon.) Trackback() Comment(0) 日々のアイディア
2009
08
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本日のカレー ~しんどーっ☆
どうも、abeです。もう8月末。1年前は院試受けてるころですね。2年前は必死で編曲してますね。3年前は死んでますね。4年前も死んでます。というか、毎年何かしら死んでる。
本日のカレーはさつま揚げとビーフ、ナスなどのカレーです。
足が棒になった。今日は特別忙しいわけでもなく気温も高くなかったのに、異様に疲れた。本当に年齢的にしんどくなってきたのだろうか。ビールを飲む気力すら無い。泥のように眠る。
2009/08/23 (Sun.) Trackback() Comment(0) カレー