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30. 水インタフェース
ついに迎えた30回目!!
背景と目的 : 水を使った入力装置を作れないかなぁ。というところからスタート。直観性・操作性に優れたインタフェースの提供が目的。
内容 : 2つ思いついた。
1. 洗面器型
図1のように、洗面器状の容器に水を張り、側壁・底面にたくさんの「流れセンサ」を設置。流れセンサは、流速受容体(ただのボール)とリンク、2軸角度センサからなるモジュール。水流に沿って動くジョイスティックのようなものだと思ってもらえればよい。水をかき混ぜるとn個の流れセンサからそれぞれ2次元の流れベクトル値が出てきて、膨大な入力ベクトル空間が形成される。
2. 水道型
図2のように、水道の蛇口真下に圧電素子マトリクスセンサを設置。流れ出てくる水を手で触ると、乱れた水流がセンサにマッピングされる。
考察 : 何に使うのかなぁ……→インタラクティブアート(笑)
【お知らせ】
いちおう1ヶ月続きました。これからはめんどいので不定期連載にします。目標は3日に1回。最低ラインは1週間に1回。
2009/08/13 (Thu.) Trackback() Comment(1) 日々のアイディア
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京都大学マンドリンオーケストラ 広島演奏会
行ってきました。京都大学がやってくる!ということで昨年の同志社大学マンドリンクラブ 倉敷演奏会並みのスーパープレイを期待していったのですが……
2009/08/12 (Wed.) Trackback() Comment(0) マンドリン
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29. 和音と色の対応付け
背景と目的 : 色覚障害者(*1)に対し、色情報を音で提示するシステムが提案されている[1]。では逆に、聴覚障害者に対し、音の特徴量を画像で表現するのはどうか。というわけで本コーナー第3回で“3DCGを用いた音質可視化インタフェース”というのを提案したが、今回は和音を色で表現してみようという試み。共感覚インタフェースとでも呼ぼうか。
内容 : メジャー、マイナー、セブンスなどに色相を割り当て、キーは輝度に対応付ける。どうかしら? しかしキーはオクターブ内で巡回するから、逆に長短を輝度、キーを色相にしたほうがいいかもね。
考察 : 使い道あるのかな……ただ、センサシステムを用いた感覚障害者支援というテーマは興味深い。
*1……最近では色覚障害、色覚異常に代わって、特殊色覚という言い方をすることもある。
[1] 出典不明。しかし、昔テレビで確かに見たんだ。ある一人の男のために実験的に作られたオーダーメイドシステム。彼は完全色盲だが絶対音感があり、ゴーグル(CCDカメラ)でキャプチャした視点の色が、音に変換されて出力される。
2009/08/12 (Wed.) Trackback() Comment(0) 日々のアイディア
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28. 指揮法教示ロボット
背景と目的 : アマチュアの楽団においては、 指揮者の指揮法(バトンテクニック)習得の効率が課題となる[1]。指揮者は指揮法を主に個人で練習するしかなく、効率の良い練習は難しい。
そこで、指揮法における指揮棒(あるいは腕)の機械的運動に着目し、最適な指揮運動を体得させるための指揮法教示ロボットシステムを提案する。
内容 : 指揮法の基本は、打法(たたき)であり、自然な拍を表現するためには、等加速度運動と弾性衝突を腕先で忠実に再現する必要がある[2]。また、ゆっくりとしたテンポを表現する際の「しゃくい」は、明確な打点を作らず尚且つ加速度を感じさせる動きをしなければならない。
そうした動きを、人の腕に沿った形の2関節2自由度マニピュレータにプログラムし、ユーザの腕にベルトなどで接続して実際に動かすことで、複雑な加速度運動を体感させる。
考察 : 技術的には実現可能。特に難しいワルツ打法の習得に効果を発揮しそうだ。
[1] “指揮法練習のためのバトンテクニックの定量的評価手法”,今田,
奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科 修士論文,2006
[2] “指揮法教程”,斉藤,音楽之友社,1953
2009/08/11 (Tue.) Trackback() Comment(0) 日々のアイディア
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27. 画像ベースでパスタの茹で具合を推定するシステム
背景と目的 : パスタの麺を茹でる際、茹で具合を確認するには①茹で時間と火力から推定するか、②サンプリング・試食により直接確認する、という方法があるが、最適な茹で具合(アルデンテ)を得るのは結構難しい。①は大きな誤差が発生する場合が多いし、②はサンプリングに手間がかかる。
そこで、カメラを用いた画像ベースの茹で具合推定システムを提案する。
内容 : 麺は茹でるにつれて、直径や色合い、表面の質感などが変化していくはずである。それを超高精細カメラで撮像し、画像処理をもって特徴量を抽出する。それをあらかじめ取得しておいた茹で具合対特徴量テーブルとリアルタイムで比較し、アルデンテを検出する。
考察 : ファミレスなど、高品質パスタを大量に生産する現場で使えそうである。調理に画像処理を持ち込むという発想も新しくない? そうでもないか?
2009/08/10 (Mon.) Trackback() Comment(0) 日々のアイディア
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昨日今日明日 変わりゆくカリイ
9・10日のカリイ。9日は撮り忘れ。図は10日のカリイ。
うまかっ です
特筆すべきことは特に無し。あったかもしれないが覚えてない。
2009/08/10 (Mon.) Trackback() Comment(0) カレー
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26. エントリーシート自動生成システム
背景と目的 : エントリーシートの作成は非常に骨が折れる。自己と向き合い、自身の性格や人間性を表現しつつ過去の行動を思い起こしながら照らし合わせ、訴求力がありなおかつ体裁の整った文章を書かなければならないため、作成者には大変な認知的負荷がかかる。
そこで、断片的なキーワードといくつかの選択肢から、エントリーシートを自動生成するシステムを提案する。
内容 : 選択式適性検査のような選択肢数十個に解答し、自分の体験や長所などを断片的なキーワードとして入力すると、www検索や機械学習などに基づいて構築したジェネレータにより文書が自動生成される。CGIフォーム的なインタフェースとして実装可能。ユーザのフィードバックによる成長も出来る。字数指定にも対応。
考察 : 完全自動生成とまでは言わずとも、支援ツールぐらいは実現できるのではないだろうか。
2009/08/09 (Sun.) Trackback() Comment(0) 日々のアイディア
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25. 会議における意見交換を支援するシステム
背景と目的 : 2007年度の我が国における労働生産性は、先進7カ国の中でも最下位だという[1]。その原因のひとつとしてホワイトカラーによる“無駄な会議”の存在が指摘されており、早急な改善が求められている。
いっぽう、会議における意見交換支援システムというのは、これまでにもヒューマンインタフェースの観点から様々な形で提案されてきたが、いかんせん全体的にSeeds-Orientedで実践に即しておらず、劇的な効果を得られるものが少ないような気がする(偏見・私見)。
そこで、会議の現状に即した意見交換システムを提案する。
内容 : まず、出席者全員の尻に電極を貼り付け……
この時点でもうお気づきのことと思うが、電極の先には高電圧源とスイッチパネルが接続されており、スイッチパネルは議長の手元にある。議長は出席者に対し、効率的な会議進行と活発かつ建設的な意見交換を促す。発言しない奴・しょうもないことを言った奴には容赦なく電流を流す。
考察 : 会議が生産的であるかどうかは議長の主観的判断に委ねられるため、優秀な議長が必要であるという欠点がある。そこで、スイッチパネルを全員に持たせ、ある一定数以上がボタンを押すと電流が流れるというしくみはどうか。誰がスイッチを押したかは分からないようにしておく。これじゃ嫌われ者は感電死か。
[1] “労働生産性の国際比較2008年版”(PDFファイル),
財団法人 日本生産性本部,2008
2009/08/08 (Sat.) Trackback() Comment(0) 日々のアイディア
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yマサキの工場を見てきた
yりちゃん(昨年度学部卒業研究室仲間)がメッセの欄に「8/8 西風新都工場でセールするよー ただでジュース飲めるよー」と書いていたので、行ってきました。図1に外観を示す。
タダでお茶もらって工場見学してサンプルもらっておにぎりもらって食べて帰りました。焼きそばとかドーナツもタダでしたが待ち行列が凄かったので辞退しました。結果1円も使わずw
しかし化粧品の生産現場はとても興味深かった。マシンが動き続ける様子はいつまでも見ていたい。中でも印象的だったのは、製品が延々と流れてくるラインの真ん前に張り付いて、不純物等が含まれてないか1つずつ目視で確認する工程。女の人がほんとに製品と10cmぐらいの距離で1つずつ確認しています。品質管理とはこういうことだ!と実感しました。
屋上の庭園も凄かった。石像など置いてあり、莫大な金がかかっていそうである。
しかし大変な賑わいだった。まぁ通常価格の60%引きとかだし、お買い得ですね!
2009/08/08 (Sat.) Trackback() Comment(0) 日常
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24. マンドリンオーケストラのための自動編曲ソフト
背景と目的 : 一般に、マンドリンオーケストラのための編曲作業は「階数落ち編曲」(オリジナルよりパート数が減る編曲)であることが多く、原曲のフレーズを取捨選択し、最適なパートを選定する必要があるため、アレンジャの負担になる。
そこで、原曲フレーズの取捨選択と最適パート選定を行うためのモデルを立て、マンドリンオケ編曲を支援するソフトウェアを提案する。
内容 : 原曲フレーズの取捨選択に関しては、本コーナー第16回目で提案した“和音の冗長性排除によるMIDI音源利用効率向上”の方法論を応用できる。冗長な構成音を排し、また、フレーズとして意味のある音形と分散和音などを認識・重みづけし、必要なものを優先的に抽出して残せばよい。
最適パート選定については、割り当てる音の音域に応じて適してパートを対応付ける。細かいアルゴリズムは考えてない。
考察 : 別にマンドリンオケに限ったことではあるまい……しかしあったらいいなこういうの。
2009/08/07 (Fri.) Trackback() Comment(0) 日々のアイディア