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2024/04/24 (Wed.)

2009
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09

26. エントリーシート自動生成システム

背景と目的 : エントリーシートの作成は非常に骨が折れる。自己と向き合い、自身の性格や人間性を表現しつつ過去の行動を思い起こしながら照らし合わせ、訴求力がありなおかつ体裁の整った文章を書かなければならないため、作成者には大変な認知的負荷がかかる。
  そこで、断片的なキーワードといくつかの選択肢から、エントリーシートを自動生成するシステムを提案する。

内容 : 選択式適性検査のような選択肢数十個に解答し、自分の体験や長所などを断片的なキーワードとして入力すると、www検索や機械学習などに基づいて構築したジェネレータにより文書が自動生成される。CGIフォーム的なインタフェースとして実装可能。ユーザのフィードバックによる成長も出来る。字数指定にも対応。

考察 : 完全自動生成とまでは言わずとも、支援ツールぐらいは実現できるのではないだろうか。

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2009/08/09 (Sun.) Trackback() Comment(0) 日々のアイディア

2009
08
08

25. 会議における意見交換を支援するシステム

背景と目的 : 2007年度の我が国における労働生産性は、先進7カ国の中でも最下位だという[1]。その原因のひとつとしてホワイトカラーによる“無駄な会議”の存在が指摘されており、早急な改善が求められている。
  いっぽう、会議における意見交換支援システムというのは、これまでにもヒューマンインタフェースの観点から様々な形で提案されてきたが、いかんせん全体的にSeeds-Orientedで実践に即しておらず、劇的な効果を得られるものが少ないような気がする(偏見・私見)。
  そこで、会議の現状に即した意見交換システムを提案する。

内容 : まず、出席者全員の尻に電極を貼り付け……
  この時点でもうお気づきのことと思うが、電極の先には高電圧源とスイッチパネルが接続されており、スイッチパネルは議長の手元にある。議長は出席者に対し、効率的な会議進行と活発かつ建設的な意見交換を促す。発言しない奴・しょうもないことを言った奴には容赦なく電流を流す。

考察 : 会議が生産的であるかどうかは議長の主観的判断に委ねられるため、優秀な議長が必要であるという欠点がある。そこで、スイッチパネルを全員に持たせ、ある一定数以上がボタンを押すと電流が流れるというしくみはどうか。誰がスイッチを押したかは分からないようにしておく。これじゃ嫌われ者は感電死か。


[1] “労働生産性の国際比較2008年版”(PDFファイル),
     財団法人 日本生産性本部,2008

2009/08/08 (Sat.) Trackback() Comment(0) 日々のアイディア

2009
08
07

24. マンドリンオーケストラのための自動編曲ソフト

背景と目的 : 一般に、マンドリンオーケストラのための編曲作業は「階数落ち編曲」(オリジナルよりパート数が減る編曲)であることが多く、原曲のフレーズを取捨選択し、最適なパートを選定する必要があるため、アレンジャの負担になる。
  そこで、原曲フレーズの取捨選択と最適パート選定を行うためのモデルを立て、マンドリンオケ編曲を支援するソフトウェアを提案する。

内容 : 原曲フレーズの取捨選択に関しては、本コーナー第16回目で提案した“和音の冗長性排除によるMIDI音源利用効率向上”の方法論を応用できる。冗長な構成音を排し、また、フレーズとして意味のある音形と分散和音などを認識・重みづけし、必要なものを優先的に抽出して残せばよい。
  最適パート選定については、割り当てる音の音域に応じて適してパートを対応付ける。細かいアルゴリズムは考えてない。

考察 : 別にマンドリンオケに限ったことではあるまい……しかしあったらいいなこういうの。

2009/08/07 (Fri.) Trackback() Comment(0) 日々のアイディア

2009
08
06

23. 物体形状ディスプレイを用いた多機能チェア

 ついに過去のアイディアのアプリケーションが始まる。第1弾は第1回目の応用。

背景と目的 : ソファとベッドは場所を取るのでひとつにまとめたい。実際、ベッドをソファ代わりに使用している(あるいはその逆)ケースは非常に多いが、やはりベッドとソファそれぞれ一方にしかない機能がある。
  そこで、本コーナー第1回目で提案したパイプマトリクスによる物体形状ディスプレイを応用し、ベッドにもソファにも変形できる多機能家具を提案する。

内容 : まぁようするにただ変形するだけです。パイプ高さマップを入力すると自在に変形。アクチュエータに力センサを組み込んでマップをリアルタイム更新すれば、感触制御もできる。図1がソファモード、図2がベッドモード。精細度は16×32。
  サービス展開としては、webからマップファイルを購入すれば色々な形・固さの家具が構成可能、というようなスタイルが考えられる。もちろん自分で作ることもできる。

pipematrix-chair.png

図1. ソファモード

pipematrix-bed.png

図2. ベッドモード



考察 : パイプの先端の上に寝そべるなんて痛そうと思われるかもしれない。でも各パイプがぎっしり密に並んでいれば圧力が分散して痛くない、ということは容易に想像できる。剣山だって掌で押してもそんなに痛くない。さらに上に毛布をかければ? 素敵なベッドの出来上がりだ。まぁ16×32で本体重量100kg超、価格数百万円とかになりそうだけど。

2009/08/06 (Thu.) Trackback() Comment(0) 日々のアイディア

2009
08
05

22. 拍手の開始・終了を制御するサウンドシステム

背景と目的 : 演奏会や演劇、講演など、ギャラリ対パフォーマ型イベントにおいて、拍手のタイミングはギャラリに任される。そのため、パフォーマ側の予期せぬ場面で拍手が起こったり、逆に拍手してほしいところで静まり返るなどといった問題がある。
  拍手は、一種の自律分散システムによる自己組織化現象と見ることができる。個々のギャラリはそれぞれが打ち合わせをすることなく、基本的には「他者が拍手を開始/終了したら、自分も追従する」というシンプルな規則に従って行動する。更に吹奏楽コンサートなどにおいては、アンコールを促す手拍子のテンポが自然に決定されたりする。これはまさに自律分散協調の驚異的な機能発現であると言えよう。
  また、私語が許された環境において、ある瞬間に私語全体の音量が一定まで下がると、一気に全員が静まり返るという現象も日常的に体験する。これも自律分散システムのはたらきとして興味深い。
  しかしながら他者追従型プロトコルでは、特に拍手開始に注目するとして、原理的にはいつまで経っても拍手が起こらないはずである。そのためスタータとでも呼ぶべき、真っ先に拍手を開始する者が存在すると仮定できる。スタータがいない場合、実際にいつまで経っても拍手が起こらないこともある。
  そこで、今回は拍手開始と終了のきっかけを「ガイド音響」によって与え、ギャラリの拍手行動を制御するシステムを提案する。

内容 : パフォーマ側が拍手をしてほしいタイミングで、事前に録音しておいた拍手音(ガイド音響)をホールのスピーカなどから流す。するとギャラリもそれに追従して拍手を始めるだろう。次に、拍手を止めてほしいタイミングでガイド音響を止める。ギャラリは拍手の全体音量が急激に下がったことを認識して、拍手を止めるはず。ガイド音響に対する実際の拍手の応答は、図1のようになると推測される。

hakushu.png

図1. ガイド音響に対する実際の拍手の応答


  ガイド音響は実拍手の最大音量より十分に小さくてよい。特に拍手の開始は、一人分の音量で十分であると考えられる。

考察 : 拍手開始はいいが、終了は結構難しいかもしれない。また、このシステムでは予期せぬ場面での拍手の発生を一切抑えることができない。

2009/08/05 (Wed.) Trackback() Comment(0) 日々のアイディア

2009
08
04

21. 拡張型現実を提供する鏡ディスプレイ

背景と目的 : 古来より人は、鏡や水面に何らかの映像が映るという願望を抱いてきた。たとえば鏡に30年後の自分の姿が映るとか、池を覗きこんだら地獄の光景が見えるなど。すなわち、反射物は平面上に映像を提示するメディアであるという直観が有されてきたのである。
そこで今回は、鏡の中の映像に、周囲の光景と3DCGを同時に表示する拡張型現実ディスプレイを提案する。これにより、たとえば鏡に映る自分の顔にヴァーチャルのサングラスをかけるなどの体験が可能。

内容 : ハーフミラーかマジックミラーのようなものの背面からプロジェクタで3DCGを投影し、前面の反射像と合成して拡張現実映像を作り出す。3DCGはユーザの位置・視点同定装置と連動しており、ARToolKit等を用いてユーザ視点と一致したオブジェクトがリアルタイムに生成される。

考察 : 鏡面表示もARToolKitでのCG合成も実現されているが、両者を組み合わせた非没入型のものはまだ無いと思う。鏡の中の自分に変化が起こるというインタラクティヴィティも新しいのだ。

感想 : なんて下手な説明だ!

2009/08/04 (Tue.) Trackback() Comment(0) 日々のアイディア

2009
08
03

20. くしゃみを100%止める方法

ついに20回を迎えた。あと少しで1ヶ月。


背景と目的 : くしゃみをすべきでないところでくしゃみが出そうになったら困るだろ? それを阻止する夢のような方法。

内容 : くしゃみが出そうになったら、鼻の頭の骨を指などで強めに押さえる。それだけ。私はこれで100%止まる。

考察 : 誰にでも効くかどうかは分からないが、結構イケると思う。ただ、両手が塞がっているときは使えないという欠点がある。そしてそういう時に限ってくしゃみが出そうになる。

2009/08/03 (Mon.) Trackback() Comment(0) 日々のアイディア

2009
08
02

19. 急加減速時の揺れを吸収するジャーク制御シート

背景と目的 : 加速やブレーキによって大きな慣性力が発生し、電車内ではコケそうになったり、自動車内では車酔いが引き起こされたりする。この問題を解決するために、単純な機械システムによる慣性力抑制座席を提案する。

内容 : 図1に示すようなシステム。あまりに単純。座席はジャーク(躍度)に対するインピーダンスを持つ。加速度変化に対するローパスフィルタとなる(はず)。

jarkcontrol.png

図1. ジャーク制御シートの概念図


考察 : 誰でも思いつく。が、乗り物内にはスペースが無いからこんなの乗せられないんだよ。

2009/08/02 (Sun.) Trackback() Comment(0) 日々のアイディア

2009
08
01

18. 2自由度ローラーアレイによるリコンフィギュラブル物体搬送装置

ボクの大好きな「アレイ」(配列)によるシステム。新たなアイディア創発手法を導入して得た結果第1弾。

背景と内容 : 工場内のベルトコンベアなどといった従来の物体搬送装置は1次元の搬送方向しか持たず、設置後に方向を変えるのも難しかった。そこで、独立に制御可能な2自由度のローラーを平面上に敷き詰めることで、x,y 方向の移動+z 軸上の回転、および自由自在な搬送経路の設定を可能にする物体搬送装置を提案する。

内容 : 図1のような2つのモータを持つローラー型アクチュエータを1ユニット(搬送子)とし、これを図2のように平面上に並べる。各モータ、各ユニットは独立制御可能。これで2次元の物体搬送装置が実現できる。ソフトウェアによって搬送経路を自在に再構成できる。
また、鉛直方向(φ の軸)に力センサを備えることで、物体が載っているかどうか/どのぐらいの重さの物体が載っているかを判別できる。これで注意制御や省電力化も可能。

a_unit_of_2DOFs-carrier.png
図1. 搬送子の概念図

2DOFs-carrier.png
図2. 物体搬送のイメージ

考察 : 誰でも思いつきそう度100%。そして既存の技術で実装できそう。なのになぜ実現されてないか。コストが高すぎるからである。しかも搬送経路を再構成するという需要が今のところあまり無い。
が、昨今のナノテクノロジーの発展により、こうした複雑な構造を持つ機械システムが単一部品のデバイスとして、尚且つ非常に小さなスケールで作り込めるようになれば、使いどころは出てくるかもしれない。パワーさえあれば、動く歩道としても使えそうではないか。最近発表された
脳波を読み取って動く電動車いすの技術と組み合わせれば、思っただけで行きたい方向へ自在に移動できる自動歩道などもできそうだ。ん? それってどっかで見たことあるなぁ……

!!  それって
「ドラえもん・のび太と銀河超特急」に出てきた、ベアリングロードだ。すべてのアイディアは藤子・F・不二雄先生がずっと昔に辿り着いている……。

2009/08/01 (Sat.) Trackback() Comment(0) 日々のアイディア

2009
07
31

17. 平衡感覚を直接刺激する仮想現実システム

背景と目的 : 仮想現実のためのHMDや音源定位再現、筐体装置などが研究されているが、加速度や傾きの疑似感覚を作り出すのはなかなか難しい。そこで、平衡感覚を直接刺激してしまうという暴案。

内容 : 三半規管の神経(あるいはもっと上のレイヤでも良い)に何とかして人工信号を入力し、仮想の角度ベクトル情報を与える。これで無重力体験も朝飯前。

考察 : 神経って電流じゃなくて細胞の興奮が波のように伝わるんだったか? 始端では神経伝達物質の分泌が必要なんだったか? だとすると相当難しそうだ。しかし頑張ればできなくはないような気もする。
しかし神経に信号入力ができるんならもう平衡感覚のみならず、ありとあらゆる感覚をエミュレートできるじゃないか。そうなるとマジでマトリックスの世界だ。現実世界からの感覚を相殺する信号を入れれば、まったくの無感覚状態というのも作り出せる。夢がひろがりんぐである。

2009/07/31 (Fri.) Trackback() Comment(1) 日々のアイディア

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広島で活動していたバンド、LDF。 リーダー、abe、サイバ、AtoCの4人。今は実質、abe。
※写真はリーダーのものです
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